人生の先輩
ブログ 2021.06.27 | 若生晋輔
先日、私が初めて両目の網膜剥離の手術を試みることになり、その結果をアメリカの学会で発表し、受賞する機会をつくってくれたわんこが診察に来てくれました。
わんこの具合がよくないと聞いたお父さんは、出張先から飛んで駆けつけてくれていました。
体の調子を崩し、怖がりになってお父さんやお母さんでも噛んでしまうとお聞きしていたのですが、その子は診察する私の手をペロペロと舐めてくれました…。
この気持ちを言葉にしてしまうと薄っぺらに感じてしまう。
そんな気持ちになるくらいの胸に込み上げるものがありました。
この子がいてくれたから、今の私があり、これまで診察にあたってきた沢山の動物達の先人になってくれました。
待合室で、飼い主さん同士がお話をしている光景もそうです。
うちも同じ病気だったよ、大丈夫だよ。
人生の先輩は、いつでも皆に力強くパワーを与えてくれます。
これまで私が診察させてもらって動物達からもらってきた沢山のパワー
これからもずっと動物達に送ります
少しでも動物達の目に光を届け続けられるように!!